リハビリテーション部門
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リハビリテーションとは…?
病気や外傷が原因で、心身の機能に障害が生じ、生活上に支障をきたすようになった場合に、患者や家族のもつ障害に対して専門職が連携して問題解決に取り組み、家庭復帰や社会復帰を目指す総合的なアプローチです。
ただ単に、歩ける、話せるなどの機能の回復だけでなく、人として生き生きと過ごすことができる権利の獲得を目的としています。
〇理学療法士(Physical Therapist:PT) 11名 うち包括ケア病棟専従1名
理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって身体機能が低下した状態にある人々に対し、その機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線など物理的手段を用いて行われる治療法です。
理学療法の直接的な目的は運動機能の回復にありますが、日常生活活動(ADL)の改善を図り最終的には生活の質(QOL)の向上を目指します。様々な要因で、起き上がる・立つ・歩くなど動作が不自由になると、トイレに行けなくなる、着替えられない、外出ができないといった不便が生じます。それらの問題点を解決していき家庭や地域に復帰して、再び安全で生きがいの持てる生活が営めるように治療・援助していきます。
〇作業療法士(Occupational Therapist:OT) 4名
作業療法士は、日常生活活動・家事活動の機能改善、職業復帰や社会参加を目標に、運動療法や作業活動を通して、上肢機能の改善や日常生活に必要な動作要素や機能の回復、向上を図ります。
自宅復帰のために必要となる日常生活活動(食事・排泄・整容・更衣・入浴など)に必要な身体機能の回復を図るため、必要となる筋力や神経機能に働きかけ維持・改善を目指します。そして、日常生活動作を評価・指導し、ご家族や多職種と協力しながら実際の生活の中で出来ることを増やしていきます。
また、社会参加の機会や家庭内の役割を促進するために、調理や掃除などの家事動作や屋外活動など、対象者の身体・認知機能の段階に合わせた治療場面を作り、使用する道具を選択しながら治療を行っていきます。その中で必要に応じて自助具・装具・義肢の使用訓練を行います。
〇言語療法士(Speech Therapist:ST) 2名
脳卒中や外傷などにより、
「話す、聴いて理解する、読む、書くといった言葉の機能に障害を持つ方」
「舌や唇などの口の期間の運動機能が障害され明瞭な発音が困難な方」
「食べ物の取り込み、咀嚼、飲み込みに障害を持つ方」
言語聴覚士は、このように、コミュニケーションや食べることに障害をもつ方々に対し、機能の回復を促す訓練や代償手段の検討・導入を行い、その方のコミュニケーションを支援したり、可能な限り御本人や御家族が希望される食事形態に近いものが安全に食べられるように援助を行っています。
当院のリハビリテーション科の特徴
専門・認定療法士について
・認定理学療法士(呼吸器、運動器、脳卒中)
・専門理学療法士(運動器)
・3学会合同呼吸療法認定士
以上、3名の認定理学療法士(うち専門理学療法士1名)、
呼吸療法認定士が従事しております。
包括ケア病棟におけるリハビリの関わり
地域包括ケア病棟とは、手術や検査が終了した後、すぐに在宅や施設へ移行するには不安のある患者さんに対し、在宅復帰に向けての『準備を整える』ための病棟です。
ご自宅等への退院準備をしっかり整え、安心して地域へお戻りいただけるようお手伝いすることを目的としています。専従のリハビリテーションスタッフが在宅復帰支援計画に基づき、主治医をはじめ退院支援看護師、MSW(医療ソーシャルワーカー)等と協力し、患者さんの在宅復帰に向けたリハビリ、準備、相談を行っています。