透視検査

透視検査

透視検査は X 線を使い体内を透視しながら、一般の撮影では写らない部分に造影剤を使う等して消化管や骨の状態を観察し撮影を行う検査です。

当院の透視装置は平面検出器(FPD:Flat Panel Detector)搭載  X 線 TV 装置を導入しており、高画質で、より被爆の少ない検査治療が行えるようになっています。
バリウムを用いた胃・食道・大腸といった消化管の検査、ヨード系造影剤を利用した胆嚢・胆管の検査や泌尿器系、婦人科系などさまざまな検査に使われています。
また、1回の断層撮影で簡単に任意断面の画像を再構成できるトモシンセシス、X線管球とFPDを平行移動しながら撮影することで1枚の長尺画像を再構成できるスロットラジオグラフィ機能も備わっているため、整形外科領域などでも活用されています。

 

 

トモシンセシス


一般撮影ではわかりにくい骨折や、微細な骨の形状・性状・質感などがより鮮明に確認評価できます。また、造影検査時に造影剤の重なりを避け、断面を観察することができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スロットラジオグラフィ


全脊椎や両下肢全長など、歪みの少ない高画質の長尺画像が撮影できます。