病院の設備

放射線治療装置

大館市立総合病院ではこれまでの装置を更新し、米国バリアン社製の最新放射線治療装置を導入し、平成21年7月下旬より治療を開始しました。これにより、がん拠点病院としての機能をより高め、地域医療に貢献したいと考えております。

 

放射線治療においては、正常組織への照射線量を極力低減し腫瘍部分に集中的に照射することが最大の治療効果をもたらします。今回導入した装置は放射線のビームの形状を自在に変形できるマルチリーフ装置や照合X線写真を撮影・自動照合できる装置を搭載しているため、高精度の治療が可能になりました。それにより回転原体照射法などこれまでできなかった治療方法を選択できます。

 

 

多目的X線血管撮影装置

造影剤を使って心血管から脳血管、腹部、四肢末梢血管に至る全身領域の血管の状態を撮影するフルデジタル装置です。カテーテルを挿入し検査をします。また、ペースメーカー埋め込みや血管内治療も行います。高機能の画像処理装置も装備されています。

 

1.5T/MR装置

強い磁石と特殊な電波の力により、人体内部の構造を鮮明に見ることができる装置で、超電導磁石と高性能コンピューターを用いた最新の医用画像診断装置です。放射線を用いていないので、安心して検査を受けることが出来ます。
検査はベッドに横になっているだけで体の向きを変えることもなく、検査による苦痛もありません。

 

X線CT装置(マルチスライス)

身体のまわりから細いX線をあてて、体によって吸収された値をコンピューター処理して画像を作ります。
・身体の横断像(輪切り)の画像が見られます。
・X線の吸収差(CT値)から身体の中の臓器や組織を識別します。

 

屋上ヘリポート

災害発生時や救急患者の搬送のために高層棟の屋上にヘリポートを設置しています。

 

免震装置

地震発生時に揺れを吸収して建物の揺れを少なくする装置で、高層棟の地下に設置されています。