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大館市立総合病院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
吉原秀一前院長の後任として、令和7年4月1日付で院長に就任した成田知です。平成8年に当院に着任してから、早いもので29年の月日が流れました。これまでは泌尿器科医として診療に携わり、また、患者サービスや医療安全等を担当していました。これからは、院長として地域の皆様により良質な医療を提供できるように取り組み、院内スタッフが安心して働ける環境を整えていきます。
当院は明治12年の創立以来146年にわたり、大館地域の中核病院として皆様と共に歩んで参りました。地域の皆様の健康を守るという一貫した姿勢に変わりはなく、現在に受け継がれています。秋田県は、少子高齢化や人口減少が進み、また医師不足も深刻な状況です。私たちは、大館市立総合病院の役割を十分に認識し地域の医療を守っていけるように活動しております。
当院の理念は、1.患者さん中心の「医療」、2.地域の中核病院としての「医療」、3.全職員参加の「医療」、地域医療を担う「人材の育成」です。すなわち、常に患者さんの立場に立って患者さんにとって最高の医療を安全に展開すること、当地域の最後の砦としての自覚を持ち、不断の努力を重ねて医療を展開すること、医師や看護師のみならず、薬剤師、放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、作業療法士や理学療法士、事務職員などすべての職種が協力して医療を展開すること、研修医や学生の教育・実習に尽力し、未来を担う人材を育てながら医療を展開することであります。以上の理念を達成するためには、職員のみならず、患者さんやその家族のご理解・ご協力が不可欠であり、ご協力をお願いいたします。
令和6年に秋田県の2次医療圏が8つから3つとなり、当院は県北医療圏の中核病院としての役割が求められています。令和6年4月には、呼吸器内科医が増員となり、これまで対応できなかった重症の呼吸器疾患に対応できるようになりました。また、同年4月には、地域救命救急センターを開設し、救急疾患への対応力が格段に強化されました。訪問看護ステーションも新設され、急性期医療から在宅医療まで、継続した医療の提供が可能となりました。更に、令和7年4月には、近隣の医療機関と共に地域医療連携推進法人「北鹿ヘルスケアネット」を立ち上げました。貴重な資源を競争ではなく協調で最大限活用し、誰一人取り残すことなく医療介護を提供することを目指していきます。
私たち大館市立総合病院職員一同は、地域の皆様の健康と幸せのために、より一層の努力を重ねて参りますのでよろしくお願いいたします。
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